2021/10/04
中央区魅力発見イベント「中央区見てある記」に参加しました🎵
スタートは長い工事を終えて、この夏オープンした「β本町」でした。
アプリ「大阪こちずぶらり」の使い方の説明も受けました。
井原西鶴の碑、天野屋利兵衛の碑の説明も聞き、大手橋(思案橋)を渡りさらに北へと進みます。
道修(どしょう)町は「薬問屋街」
その中にある少彦名(すくなひこな)神社は「神農さん」として親しまれ、
11月の神農祭にはコレラ流行をおさめたと言われる、張子の虎のお守りなどが飾られます。
三休橋筋の国の重要文化財「綿業会館」は、昭和3年に東洋紡績 専務取締役 故 岡常夫氏の遺産100万円(現在の50億円の価値)を受け、建設されました。
イタリアルネッサンス調でまとめた玄関ホール。
ミューラル・デコレーションの装飾天井、透かし彫のガラス窓の会員専用食堂は、セントラル空調や電気時計など、デザイン面だけでなく設備の面でも先駆的な試みがなされています。
3階には貴賓室と呼ばれる、窓や壁が直線的なのに対して、天井や家具などの曲線がうまく組み合わされたクイーン・アン・スタイルの特別室があります。
通称「鏡の間」といわれている会議室は、アンピール・スタイ府と呼ばれるもので、天井、壁、開口部の装飾を抑えたデザインが特徴です。
床石はアンモナイト化石の入った天然石が使用されていました。
談話室はイギリスルネッサンス初期のジャコビアン・スタイルで吹き抜けの天井となっており、各部屋の中でも最も豪華で素晴らしく、壁面のタイルタペストリーも素敵でした。
満州事変の時には「リットン調査団」が来館されました。
普段滅多に入ることのできない場所ですので、大変貴重な経験をしました。
船場センタービルを通り抜け、丼池(どぶいけ)筋の「丼池繊維会館」へ。
大正11年に愛国貯金銀行として建築され、モダニズム建築の先駆けとなった象徴的な建物です。
2016年に行われた再生プロジェクトでは、最大限にオリジナル部分を活かし、現代の感覚でモダンを再考し表現したディテール、新しさと懐かしさの融合を実現したリノベーションが行われました。
ゴールのハートンホールでは、
本町アプリで楽しむ歴史と伝統のまち「船場」の見方、新たな楽しみ方トークイベント
関西大学 環境都市工学部建築学科教授 岡絵里子さん
水辺不動産代表 末村巧さんによる
パネルディスカッション、質疑応答などが行われました。
その後、船場「萬栄」食堂にて、萬栄うどんを食べました。
何気なく通る道にも、こんなに歴史が刻まれているのですね。
とても勉強になりました(^-^)